2024年02月09日

相模原市 アスファルト防水(トーチ工法)
施工事例紹介
建物を長期間守り続ける防水工事の重要性は計り知れません。今回は、地元相模原市で信頼と実績を誇る防水工事のプロフェッショナルが、アスファルト防水(トーチ工法)の施工事例を通じて、その効果と重要性を詳しく解説します。
屋上アスファルト防水(トーチ工法)の施工事例
相模原市にあるマンションの屋上アスファルト防水(トーチ工法)をご紹介致します。
施工手順
- 防水層高圧洗浄
- 立上り既存防水層撤去
- 下地調整材塗布
- 改修用ドレン設置
- 新規アスファルトシート貼り(トーチ工法)
- 仕上げ保護塗料
- 施工完了
屋上防水施工前
エントランス屋根施工前
今回のアスファルト防水工事は漏水等はしていませんでしたが、前回の防水工事から13年程経過している建物になり、いつ漏水等が起こってもおかしくない状態になっていました。
屋上やバルコニーなどの露出部分の防水工事においては、適切な準備と施工が必要不可欠です。ここでは、「防水層高圧洗浄」、「立上り既存防水層撤去」、「下地調整材塗布」という三つの主要なステップを説明します。
1.防水層高圧洗浄
表面の汚れや旧防水層の残留物は、新しい防水材料の接着力を低下させる原因となります。その為、高圧洗浄を行うことをお勧めします。漏水等が発生している場合には洗浄以外の清掃方法を用いて既存防水層を綺麗にします。
2.立上り既存防水層撤去
立ち上がり部分は水の浸入が最も起こりやすい箇所の一つであり、既存の損傷した防水層を完全に撤去することで、新しい防水層の性能を最大限に引き出せます。
3.下地調整材塗布
下地調整材(プライマーなど)を均一に塗布し、表面を整えます。この材料は新しい防水層の接着性を高める役割も持ちます。
建物の屋上やバルコニーからの漏水は、内部の構造や仕上げに重大な損害を与える可能性があります。改修用ドレンを設置することで、雨水や溶けた雪などが迅速に排水され、水の滞留による漏水リスクを大幅に減少させます。
平場アスファルトシート貼り(トーチ工法)
立上りアスファルトシート貼り(トーチ工法)
トーチ工法用のアスファルトシートを適切な位置に配置します。この際、シート同士の重なり部分には特に注意が必要で、メーカーの指定するオーバーラップ幅を守ることが重要です。専用のトーチバーナーを使用してアスファルトシートの裏面を加熱します。加熱することでアスファルト材料が溶け、下地に密着します。加熱は均一に行い、シートが適切に溶けるよう注意深く管理します。不均一な加熱は接着不良の原因となります。
仕上げ保護塗料
仕上げ保護塗料
アスファルト防水層の仕上げ保護塗料は、防水層の劣化を遅らせ、再施工の頻度を減少させ、太陽光反射により建物内部の冷却負荷を低減し、エアコンなどのエネルギーコストを削減します。
施工完了
施工完了
重要性と施工周期
アスファルト防水(トーチ工法)の重要性
- 高い防水性能: トーチ工法で施工されたアスファルト防水層は、水分を効果的に遮断し、建物の内部への水の侵入を防ぎます。
- 耐久性: 正確に施工されたアスファルト防水層は、長期間にわたってその性能を維持することができます。耐候性と耐久性に優れており、厳しい気象条件にも耐えることができます。
- 柔軟性: アスファルト材料は温度変化に対して柔軟に対応できるため、建築物の収縮や膨張によって生じる微細なひび割れを吸収できます。
- コスト効率: トーチ工法は、比較的低コストで高い防水性能を実現することが可能です。また、施工速度が速く、工期の短縮にも寄与します。
- 適用性の広さ: さまざまな形状や勾配の表面に対応できるため、多種多様な建築物の防水に使用することができます。
施工周期
アスファルト防水(トーチ工法)の施工周期一般的に10年~20年程度になっており、使用されるアスファルト材料の種類、建築物の状態、気象条件、維持管理の方法によって異なります。以下のような周期でメンテナンスや点検が推奨されます。
- 定期点検: 少なくとも3〜5年に1度の頻度で定期的な点検を行います。この点検では、ひび割れ、剥がれ、水たまりの有無など、防水層の状態をチェックします。
- メンテナンス: 点検で問題が見つかった場合は、適切な処置を行います。小さな修繕は早期に対処することで、より大きな損傷やコストの増加を防ぐことができます。
水漏れが発生してしまった時の対処法
アスファルト防水における漏水が発生した場合、迅速かつ適切な対処が必要です。ここでは、漏水の発見から修理までの具体的な対処方法について説明します。
1. 漏水箇所の特定
- 漏水の原因調査: 漏水の原因を特定するために、屋上を慎重に点検します。特に、ひび割れ、穴、防水層の剥がれや損傷がないか確認します。
- 水たまりの確認: 屋上に水が溜まっている場所がないかをチェックし、排水不良が漏水の原因でないか検討します。
2. 一時的な応急処置
- 水の排除: 漏水箇所を特定したら、まずは屋上の水を可能な限り排除します。これにより、さらなる損傷を防ぎます。
- 応急修理材の使用: 一時的な対策として、専用の防水テープやシーリング材を漏水箇所に適用して水の侵入を阻止します。
3. 専門家による詳細な診断
- 専門業者の選定: 漏水の原因と対策を正確に把握するために、防水工事の専門業者に相談します。経験豊富な業者であれば、的確な診断と修理の提案をしてくれます。
- 診断の実施: 専門家は、屋上全体の防水状態を詳細に調査し、漏水の原因を正確に特定します。
4. 専門業者に修理依頼
- 修理計画の策定: 漏水の原因に基づき、専門業者は修理計画を策定します。この計画には、使用する材料、必要な作業、予算、工期などが含まれます。
- 既存の防水層の修復または交換: 漏水箇所の修理には、既存の防水層を部分的に修復するか、場合によっては全面的に交換することが必要になることがあります。
- 新しい防水層の施工: 漏水箇所の修理後、新しい防水層を施工して屋上の防水性能を回復させます。トーチ工法によるアスファルトシートの貼り付けが再度行われることもあります。
弊社(エス・ウェーブ)の強み
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エス・ウェーブでは、あなたの大切な空間を守るために、高品質な防水サービスを提供しています。私たちはお客様からの見積もりや問い合わせを完全無料で承っており、業界トップクラスのレスポンス速度を誇ります。お困りの際は、いつでも気軽にご連絡ください。
電話番号:0120-86-1173
ウェブサイト:https://www.s-wave73.co.jp/
投稿者プロフィール
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Ryoto Suzuki代表取締役
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株式会社エス・ウェーブ 代表取締役
創業以来、小規模工事から大規模改修工事を約6000棟を管理・施工を行ってきました。
雨漏りの原因追求や建物のメンテナンス管理の知識は、豊富にあります。
【保有資格】
一級防水技能士・一級建築施工管理技士・職長、安全衛生責任者・足場組立て等作業責任者