大和市 マンションの屋上アスファルト防水
この記事では、アスファルト防水(常温工法)について施工事例と共に解説していきます。
アスファルト防水(常温工法)は、建築物の防水処理に使用される一つの手法で、高温でアスファルト材料を溶かして施工する工法とは異なり、常温で施工が可能な防水材を使用します。この工法は、環境への影響が少なく、作業性が良いことが特徴です。
施工の容易さ: 高温で材料を溶かす必要がないため、施工が容易で、特別な機材を必要としません。
環境に優しい: 常温で施工するため、トーチ工法に比べて有害なガスの発生が少なく、作業環境や周囲への影響が軽減されます。
施工手順と写真付きでポイント等を抑えて紹介していきます。
施工手順
1.立上り部撤去
2.下地調整
3.プライマー塗布
4.改修用ドレン設置
5.アスファルトシート貼り
6.端末処理
7.トップコート塗布
8.施工完了
今回施工させて頂いたアスファルト防水(常温工法)の施工前状況になります。漏水等が発生はしていなかったものの、前回の防水工事から14年程経過しているとの事でしたので、新たにアスファルト防水(常温工法)をご依頼頂きました。
次に立上り部の撤去になります。漏水等が発生する原因として、立上り部分は屋上やバルコニーなどの水平面と壁面が接合する箇所で、防水処理が複雑になりがちで、漏水のリスクが高まる部分です。
立上り部の下地調整は、後程施工するアスファルトシート貼りにおいて重要な役割を持っています。突起物やへこみ等がある場合、下地とアスファルトシートの接着性を低下させてしまう恐れがある為、念入りに行うことが重要になってきます。
プライマーは下地と防水材料の間の接着剤のような役割を果たします。プライマーを塗布することで、防水材料が下地にしっかりと密着させることが出来ます。
改修用ドレンの設置は、水の排出効率の向上、水漏れや浸水のリスクの低減、既存の排水システムの負担の軽減、そして長期的な防水性能の向上という点で、防水工事において極めて重要な役割をもっています。
アスファルト防水(常温工法)は、熱を使用せずに防水層を形成する手法です。この方法は、特に環境や作業者への影響を最小限に抑えたい場合や、火を使うことが適さない状況での防水工事に適しています。転圧処理もアスファルト防水では重要な工程になります。アスファルトシートを敷設した後、その表面を専用の転圧機材(ローラーなど)で均等に圧縮し、転圧することで、シート同士の接着を強化し、防水層全体の密着性と一体性を高める作業です。
端末処理をすることにより、アスファルトシートの重ね代部分の隙間を完全に埋めることができ、浸水を防ぐとこが出来ます。
アスファルト防水におけるトップコートは、美観の維持はもちろんアスファルト防水を保護する性能もあります。屋上等は直射日光、雨水などにより劣化しやすくトップコートの塗布は重要になります。
上記の工程を全て完了することにより、アスファルト防水(常温工法)は完成します。
アスファルト防水の常温工法は、その環境への配慮、施工の柔軟性、そして安全性の高さから、多くの建築物の防水処理において理想的な選択肢となっています。建物の保護と環境への影響を考慮するならば、この工法は非常に魅力的な選択と言えるでしょう。
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